
解説はいろいろあるが、wikipedia によれば:
菱葩餅 - Wikipedia: "菱葩餅(ひしはなびらもち)は、ごぼうと白味噌餡とピンク色の餅を、餅もしくは求肥で包んだ和菓子である。通称花びら餅。
当初はごぼうが2 本であったが、現在では1 本のものが主流である。 平安時代の新年行事「歯固めの儀式」を簡略化したもので、600年も宮中のおせち料理の一つと考えられてきた。 歯固めの儀式では長寿を願い、餅の上に赤い菱餅を敷き、その上に猪肉や大根、鮎の塩漬け、瓜などをのせて食べていたが、だんだん簡略化され、餅の中に食品を包んだもの(宮中雑煮とよばれた)を、公家に配るようになり、さらには鮎はごぼうに、雑煮は餅と味噌餡を模したものとなった。"
おひな様に飾る段々に積んだ菱餅みたいなもんだが、おいらがこれを知ったのは、美智子妃殿下が天皇家にお嫁に行かれたときのこと。新聞で宮中のお雑煮として紹介されていた。おいらは美智子妃殿下は可哀想に、お正月なのに普通の「お雑煮」が食えないのだと怒ったものだ。でもこれだと、少なくともモチを喉につまらせる事故は起こりそうにない。合理的だ。
ニッポンの古来からの「美しい伝統」とやらは、最近作られたものが多く本当の古来からのものは少ないという例。過去を過大に美化するNHKの大河ドラマなんかその典型だな。
0 件のコメント:
コメントを投稿